老舗 福来飯荘で料理人の門下として暮らしているパンダのハンハン。師匠から店の跡継ぎにといわれるが、ダンスが大好きなハンハンは気がのらない。
突然、店の中にマスクマンが押し入ってきた。ハンハンの師は重傷を負い、料理の秘伝書を奪われた。
ハンハンは店の再興のため、料理修行の旅に出る。

登場演目：スピニング・プレート（皿回し）

中国の民間芸術を題材に、雑技の皿回しの技巧と民間舞踊をミックスさせた、生活の息吹いっぱいの演目です。

師の教えに従い、はじめに“米料理人”を訪ねる。

登場演目：頂碗（ちょうわん）

食器を何枚も重ね合わせて行なう柔軟技「頂碗」。この伝統的な雑技演目にリズムとスピードを取り入れ、頂碗の難度の高さに加え、生命の力強さと躍動感を際立たせています。

にぎやかな朝市。“麺の達人”の技を大勢の人が見物している。

登場演目：ローピング・アクト

柔らかいロープを輪投げのように振り回して、輪のなかを自在に飛び込み飛び出す華やかなこの演目は、伝統演目のなかでもひときわ人気があります。

渓谷の泉で“沸泉の主”に出会う。

登場演目：グラス・タワー

男性の頭で支える台の上で、女性パフォーマーたちがトレイに幾層にも積み重ねたグラスを、額の上、両手、両足に載せて、アクロバットを次々と披露します。高度な平衡技術にご注目下さい。

ハンハンは隠居の“山水禅師”を訪ねる。

登場演目：二指禅（にしぜん）

両手の二本指に全身の力を集中させて倒立を行う、中国武術の絶技「二指禅」は、第1～5回全国武術功力コンテストで5年連続優勝するほか、国際伝統武術絶技コンテスト特別優秀賞、2009年、2010年にギネス世界記録に認定された、世界が認める驚異の技です。

優雅な美しさを備えた“点心西施”に出会う。

登場演目：パラソル・フットジャグリング

傘を両足で自由自在にあやつり、四方八方に舞い遊ぶかのようです。しかも、パフォーマーがそれぞれカートに乗ってマーチングバンドのように隊列変化しながらの演技は、中国でも未公開で今回が世界初演です。

都の酒場の名料理人“快手神通”に出会う。肉団子作りの早業の名声が都に轟いている。

登場演目：ボール・ジャグリング

フラメンコ、アイリッシュ、アメリカンなどのテイストをミックスさせたタップダンスを自由奔放に踏みながら、指先から流れるように繰り出されるボールの数々。まったく異なるリズムで手足が奏でるシンフォニーは、まさに圧巻です。

登場演目：男女軟功（だんじょなんこう）

伝統的な「柔軟アクロバット」をさらに芸術的に進化させ、「軟」の字が示すとおり流れるように移り変わる身体表現だけで、パフォーマーたちの思いまでが伝わってくるような味わい深い雑技演目です。

登場演目：掌上バレエ

最もエレガントな雑技、最もスリリングなバレエ――。繊細かつ豪快、柔にして剛、東洋（雑技）と西洋（バレエ）が融合した、雑技の新時代を代表する演目のひとつです。

登場演目：柔軟アクロバット

柔軟性のみならず、高い舞踊表現を必要とする、“力”と“美”が結合した雑技演目です。

“食神”料理対決がにぎやかに開幕。
千面人があらゆる知恵を振り絞ったフルコースは競技用の食材を使い尽くしてしまい、パンダは窮地に追い込まれる。しかし、パンダが作る“改心ショウロンポー”は貧弱な食材でも料理過程が神がかっており、見るものを圧倒する。

登場演目：リング・ダイビング（輪くぐり）

複雑にリングを回転させるマシンによって、多人数が同時に輪くぐりを行ったり、一人がその場で連続して飛んだりと、変化に富み難度を増した技の数々が繰り広げられます。

皇帝陛下は、ハンハンの料理を鮮烈かつ味わい深く、他を圧倒していると称賛。“食神”の称号を与え、扁額を下賜した。

登場演目：ディアボロ（中国コマ）

中国伝統のコマ「ディアボロ」を使い、京劇をモチーフに、アクロバティックかつ中国女性のたおやかさを表現しています。洗練されたエンターテインメント性で世界を魅了する、まさに現代雑技を代表する名作です。