原始時代、人間は生きるために身体能力を最大限に発揮していた。やがて文明の発達にともない、人々は暮らしのなかでそれほど高い身体能力を必要としなくなる。しかし、文化・芸能のなかで、人間の身体能力の極限を更新する営みは続けられた―――。
世界最高峰のレベルを誇る中国雑技団がお届けする、磨かれたアクロバティックな動きや柔軟性と、大迫力の音響と舞台効果が織りなす奇跡のような演目の数々。
限界に挑む人間だけが放つことのできる究極の美しさを体感するのは今しかない。
雑技団プロフィル
中国雑技団は1950年に前身となる中華雑技団が創立されて以来、“卓越さを追求し、レベルの高い作品を創作する”との芸術理念、そして“最高の雑技を世界に魅せる”との理想を掲げ、伝統雑技を継承しつつ、新作品を数多く創作。1957年に国際コンテストで初めて金賞を受賞して以来、国内外の主なコンテストにおいて、69個の金賞、10個の栄誉金賞を受賞しています。さらに中国雑技団は文化使節として、国際交流において重要な役割を担っており、今日まで、中国各地、世界134ケ国・地域を訪問し、“民間外交の先駆け”と称され、国内外で好評を博しています。