中国建国前後に“華北群衆劇社”と“天津人芸歌舞団”であった芸術団が、1959年に天津歌舞劇院と名づけられた。それから40数年を経た現在、バレエ団、歌舞団、管弦楽団、民族楽団が創設され、それぞれ独自の活動を展開し、所属するアーティストは500名を超えている。

幅広いレパートリーを誇り、「千一夜」、「スパダーク」、「白鳥の湖」、「海賊」「精衛」、「唐宋風韵(詩画を音楽と舞踊表現する)」、大型歌舞の「媽祖(航海の女仙人と呼ばれる)」を始めとする舞台作品のほか、オーケストラによる「東方慧光」など、多岐にわたる公演を数多く手掛けている。

1989年より、天津市委員会、市政府と市文化局の協力のもと、「より高い芸術活動に取り組む」ため、新たなる創作や運営を行っている。市委員会と市政府より数多くの賞を授与され、「全国文化先進団体」の称号も得ている。

現在は、改革開放政策による海外公演を積極的に行い、「天津に歌舞劇院あり」として世界的な評価を得ている。

                   

【海外公演】
1951年 ハンガリー「プラハの春」に参加
1966年 日本
1982年 英国、アイルランド、キプロス
1993年 タイ、シンガポール
1994年 韓国
1997年 インドネシア、パキスタン、ネパール、フィリピン
1998年 オランダ、ドイツ、イタリア
1999年 日本「千葉市国際文化フェスティバル」に参加(天津市と千葉市は姉妹都市)
2001年 ベルギー
2002年 アメリカ
2003年 ドイツ
2004年 フランス
2005年 オーストリア
など、40カ国以上を訪問し海外公演の実績を持つ。